効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

年末

あと一日で新しい年を迎える。昨日から始めた大掃除、とは言えぬほどの掃除をする前に今年最後の散髪をすることにした。普通ならもう少し先でも良いのだが、やはり新しい年を迎える気分となるには、多少身綺麗にしなければという気持ちからだ。また、新年の5日には今年最初の仕事に出かけるので、その時に長く伸びた髪の毛のままで行くのは多少なりとも気が引けるし、失礼かもしれないなどと思ったからでもある。
手袋もはめて防寒対策をして自転車で出かけた。それほど遠くはないし、自動車で行くのは罪作りな感じもしたからだ。この寒さでは、昔なら当たり前のように自動車で行ったはずだ。風邪さえ引かなければ、ガソリンを使わないから炭酸ガスを出さない自転車の方が体にいいという理屈が当たり前のように出てくる。生活感覚が明らかに変化している。
住宅街の車が通らない道路を走っていたら、ガレージに数人が集まって餅つきをしていた。我が家は、いつも来てくれる八百屋さんに頼むのだが、今年はいつもの手つき餅屋さんが廃業したとかで、こちらの注文に対応するのに苦労したそうだ。スーパーに行けばお餅は買えるのだけれど、やはり手で搗いたお餅が食べたいという気分があってのことだ。今回の餅が手で搗いたものであるとは限らない。しかし、八百屋さんもこちらの気持ちが分かっているから、多分良く伸びるお餅を手配してくれただろう。昔実家では、家族ではしなかったが、餅つきを職人さんに自宅でして貰っていた。今では田舎でも餅つきをするところは少なくなっているのではないか。それだけに、代わりばんこに杵を握っている様子は、こちらの心も和むものだった。
散髪屋さんでは待たされるだろうと思って本まで持って行ったのだが、午前の早めだったためか、空いている椅子が待っていてくれた。長髪が増えて散髪回数が減ったこともあって理髪業界も競争が激しくなり、値段が下がっている。洗髪なしで1500円。これでひげ剃りも入っての値段だから気の毒みたいだ。急いでいたこともあって、ひげはいらないと断ったが、額だけでもと気配りサービスをしてくれた。最近はやりの10分間1000円理髪では、カミソリを使わず小型の電気バリカンで際剃りをする。結果は同じかもしれないが、味気ないものだ。刈った毛を頭から掃除機で吸い取るのも、こちらがゴミになった気がしないでもない。掃除機のエネルギー消費は結構大きいから、従来型の散髪屋に比べると電気の使用量は大きくなるはずだ。
餅つきと散髪でエネルギーを考えさせられた。
家ではおせち料理を作る匂いが台所から漂っている。