効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

昨日の日記にコメント、そしてモーターの効率

昨日の記述に通りすがりさんからコメントをいただきました。
『細かいことですが、精子そのものが動くわけではないみたいですよ。精子があるということが植物としては特徴的だそうです。http://tokyocinema.net/ginkgo.htm
説明のURLまで付けていただいて感謝しています。昔生物で習った時に確かめておくべきだったのですが、精子卵子というだけで口に出すのが難しかったために、うやむやになっていたのが確認できて嬉しいです。このURLにある説明では、卵子が粘液を出して精子が入る道を造っていると述べられていますから、私が思ったほどの距離ではないにしろ精子も動くみたいですね。最初は花粉が雄の樹から雌の樹に何かを媒介にして飛び移り、若いギンナンに取り込まれると花粉が精子を作るということですから、何か無駄をしているみたいですが、生命の発祥過程を繰り返しているのですね。有り難うございました。
今日の本題はモーターの効率化。
家が高気密化すると自然換気が無理になる。だから屋根裏に小さな換気扇を設置して内から外へ空気を押し出してやらないといけない。これは24時間作動することになるために、この換気扇を回すモーターの電気消費量は累積すると大きくなる。ちょうど待機電力と同じ意味合いだ。
電気新聞のメール記事の引き写しだが、三菱電機は20日、世界最小の換気扇用高効率モーター「ミニモ」を搭載し、消費電力を従来比で最大20%削減したダクト用換気扇「へやてん・ECO」6機種を来年4月1日に発売すると発表した。メンテナンス性も向上させており、10年間使用しても羽根にほこりが付きにくい仕様となっている。希望小売価格は1万4490〜1万6065円。全機種計で年3万台の販売を見込んでいる。「ミニモ」はモーター内の巻き線の均一化や密度を高め、消費電力が従来品と比べ20%減となる50ヘルツで2ワット、60ヘルツでは2・3ワットと高効率化を実現した。このほか、省メンテナンスを実現する「S―ウイングファン」を搭載。モーター周りにほこりが付着しにくい設計を施しており、風量の低下や消費電力の増加、騒音増大を防止する役目を担っている。
既に設置されている換気扇をこれに取り替えても、消費電力が20%下がるとすれば投資回収に長い時間はかからないだろう。ビルの屋上にも換気扇が必ず取り付けられている。また、空調用の冷却塔のファンにも大型のモーターが動いている。いずれも使用時間は長い。モーターの効率向上余地がこれほどあるとは思わなかった。モーターメーカーが力を入れて効率が10%以上高いものを開発すれば、既存の設備で動いているモーターとの規格さえ合えば、取り替えるだけで全体の電気消費量はグンと下がるはずだ。ビルなどに取り付けられていて常時動いているモーターの数はどれくらいだろう。