効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

省エネルギービジョン策定委員会

今日は滋賀県高島市省エネルギービジョン策定委員会第2回会合。午後1時から開始だったので、少しゆっくりできたものの、家から電車の駅までバスを使うとものすごく時間を無駄に使うことが分かり、天気も良かったので自転車で行った。70歳になって奈良市内のバスが無料になったために、自転車が健康に良いのは分かっていながら、駐車料金を払うのが何となく損な気になってバスに切り替えていたのだ。この無料制度は来年の1月末で終了し、一回乗車で100円を支払う、いわゆるワンコイン制度になるからだ。奈良市の財政逼迫が無料制度を維持できなかったのだ。そうなるとまた自転車に戻ることになるかもしれないが、これから冬になるとどうなるか。
高島市の会議室で内藤委員長以下20数人が、2050年の温暖化排出ガスを1990年比で50%削減するとすれば、その社会の姿はどのようなものになりそうかなどを議論した。これまでに整理された住民と地元企業を対象に行ったアンケートの結果も報告されたが、高島市という地域特性が出ているのかどうかよく分からない。海東高島市長も自ら出席して意見を述べられたが、市民の現状を具体的に把握した上でのものと、自らの強い意思表明につながるものばかりだった。参加者からはさまざまな意見が出されて、これを集約するのは大変だろう。次の会合でほぼ完成の形でビジョン案が提出されなくてはならないが、1ヶ月少々でうまくできるかどうか心配だ。
市長から興味ある話を聞いた。高島市は南と北で季節の変化が異なるために、稲の取り入れ時期が北に行くほど遅れるそうだ。だから、もし取り入れに使うコンバインを南から北に移動させて使うことができれば、その台数を大幅に減らすことができるかもしれないという。これでかなりエネルギー消費を抑えることができる。すぐに実施に移せそうだが、農家が納得するためには、何らかのメリットがあると同時に、季節によってコンバインが使えないことがあるというリスクを小さくする行政側の制度の準備が必要だろう。しかし、市長自らこのうような具体的なアイデアを示すことができるのは素晴らしいことだ。昨日の奈良県知事で感じたのと同じリーダシップの重要さを感じた。ただこの市長を支えて動いてくれるスタッフが居なければ、実現はなかなか難しいだろうとは思う。
自転車に久しぶりに乗ったら脚の筋肉が堅くなった感じがする。やはり継続が必要だと実感した。
少し前に書いたものへのコメントをいただいている。近くレスポンスしたいと思っている。