効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

関西活性化に向けて

今日は朝から雨。本町まで出勤しましたが、流石にこの雨の中を難波から歩く気にならず、少しいつもより遅く出て地下鉄を利用しました。体重を減らす努力を怠ったという罪の意識もないではありません。
仕事の後17時頃に肥後橋まででかけました。ロサンゼルス在住の関西人が作る関西クラブが6年前から実施している関西活性化に向けてのプログラムとして、関西の大学生を2人10日ほどの研修に招待しているのですが、その研修生の帰国報告会があるのを聞きに行くためです。6年前にこのクラブの当時の会長が関西の低迷を見て、それから脱却するのに次世代の若者に違う世界を経験させて関西に力を取り戻させたいと考えて始めたものです。ロサンゼルスには関係ないのですが、この幹部と面識のあった自分もこのプログラム応募者の選考に最初から関わっているので、今年研修を受けた学生がどのようなことを学んで帰ってきたかを知りたかったのです。ジェトロの大阪本部の会議室を拝借して、40人ほどが集まりました。ジェトロとロサンゼルスのつながりのお陰です。途中から中座して鳥取に出かけざるを得ない仕事が入っていましたが、何とか学生の報告を聞くことはできました。
男性一人と女性二人。昨年が関西クラブの40周年であったということを記念して、いままで2人だったのが3人になっています。来年からはまた2人に戻るでしょう。3人がそれぞれこの研修で感じ、考えたことを話すのを見て、結果として良い学生を選考できたのだなと思いました。8月29日から9月9日までの研修期間に、日本領事館、ジェトロ、日系のメーカー、市議会などを訪問し、現地の学生との交流会、ホームステイ先の人たちとの関わりの中で、自分の心に残った言葉を紹介したり、日米のシステムの違いを語ったり、ロスの日系人の歴史博物館訪問から関西からの情報発信を考えたりと、異なった角度から何を得たかを語ってくれました。明快な語り口はこちらにも印象的でした。自分が30歳の頃に米国留学をした時に感じたことと重なる部分もありました。例えば、米国の大学の図書館は24時間使えるようになっているなどがあります。これはまだ日本で一般的にはなっていないでしょう。
関西クラブの研修を体験した学生の数はまだ13人に過ぎないものの、この若者達が得たものが関西の存在感を何かの形で高めてくれる核になるだろうと思います。鳥取へ向かう特急列車の中で、外に流れる闇を見ながら考えにふけりました。