効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

水の都大阪

たまたまテレビを見ていたら、大阪中心部にある中之島地域の大川周辺をルポする番組がありました。この川を足がかりに地域の活性化しようとしている人たちの紹介でしたが、水上タクシー、水陸両用自動車の動き、水を浄化してくれる淡水貝イケチョウガイの育成とそれからできる真珠など、いままで新聞情報としては知っていたものを動きのあるテレビで見るとまた違った印象をうけました。あらためて大阪の中心部に水が多いのだな、そして水が綺麗になっているのだなと実感したのです。
貝を育成している人たちが、貝の殻にくっついた泥を落としてやっているのを見て、淀川の支流である大川の水は、貝が自立して生きていくにはまだ汚れているのかなと思いました。しかし、あゆやウナギなどが戻っているそうですから、水を交通路として使うのも、観光的要素を入れてやれば、また違った趣も出るのではないでしょうか。
パリのセーヌ川には観光船が走っています。夜には名所では照明を当てて見やすくして説明してくれますし、ディナー付きの観光船もありました。セーヌ川の場合、川沿いの古い建物に高さがあるために見応えがあったのですが、大阪の場合には建物の高さが低いために、別の趣向を凝らす必要があるかもしれません。番組に登場していた人が、川を遡ると京都まで真っ直ぐに行けると強調していましたが、そのようなルートの観光事業も考えられるでしょう。また、最近道頓堀も綺麗になり、遊歩道も完成間近になっていますので、中之島からレストラン街の道頓堀を船で結ぶようなプログラムが考えられないかななどと思った次第です。
午後に出席した会合で、大阪は自分を売り込むのが下手だという話題がありました。確かにそうかもしれません。大阪から水の魅力をうまく取り込んだ観光プログラムが発信できないでしょうか。
だいぶ前に撮影した中之島の写真を載せてみます。