効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

この夏に聞こえる蝉の声が例年以上にうるさい。ほんのこの間声が聞こえ始めたとおもったのに、家の周りがあぶら蝉の鳴き声だらけ。その謎が解けました。自宅の庭に水まきをしているときに見つけたのですが、大きな樹の根元周りに蝉が出てきた穴が驚くほど沢山あります。脱皮し損ねて、中途までだけ身体を出しただけで死んでいるものも多く見られます。昨年にこんなことはありませんでした。
これが温暖化のせいだとは必ずしも思いません。自宅の庭に樹が植わってから30年以上になります。少しずつ蝉が卵を産み付ける度合いが高まって、それが最高の状態になったのかもしれません。日本の蝉も地中に何年か住んでから羽化しますから、今年出てきたのは数年前に卵だったもののはずです。外国では、毎年蝉が出てくることの方が珍しいと聞きます。7年蝉とか9年蝉とか言われて、その年数の周期で一斉に地下からはい出て羽化するらしく、頭が痛くなるほどの鳴き声だそうです。その場合、日本のようにいろいろな種類の蝉が時期をずらせてはいるものの毎年出てこないのはなぜでしょうか。自然は本当に分からないことばかりです。
子供の頃、夕方に林の中で蝉が地下からはい出る寸前に開ける小さな穴を探して、そこへ指を突っ込んでやると、蝉の脚がひっかかって捕まえられたものです。それを蚊帳の中に留まらせておくと、朝になると蝉になっていました。蚊帳などもう珍しいものになっているでしょうが、このようにして蝉を捕まえるのを最近の子供たちは知っているでしょうか。蝉のさなぎの背が割れて成虫が出てきて、最後にはひっくり返って身体をほとんど出した後に再度起き上がって抜け殻に掴まるのを、ずっと見ていたこともあります。トンボも同じでした。ヤゴが水草の茎に上がってくるのを捕まえて、羽化させたものでした。今の子供たちは、これをお金を払って経験するのでしょうか。