効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ホームレスの支援基金とミュージシャン

今日の毎日新聞一面に、多分大阪版だけだろうが、ホームレス生活を脱したい人のために雑誌販売の仕事を提供している有限会社ビッグイッシュウ日本が母体となり、ホームレスを支援するNPO「ビッグイッシュウ基金」が設立されたと報じられている。ビッグイッシュウという名の雑誌の発行は、もともと91年にイギリスで始められたもので、日本では03年に大阪から開始され、神戸、東京、福岡など11都市に支援グループがあるらしい。自分も路上でこの雑誌を販売している人を見かけると購入するようにしている。最初の頃は英語版の翻訳が多かったが、最近では独自の記事が多く面白くなっている。変な雑誌より質が高いと思う。当初は一冊200円だったが、発行回数が増えてから300円になっている。
最初の10冊は無料提供され、それ以上は定価300円のうち160円が販売者の収入となる。この収入でホームレス生活を脱出する資金にするということだ。日本では4年間で569人が219万冊販売し、総額2億4090万円の収入を得て、約60人が就職するなど安定した生活に移行しているとのこと。
ジャズ系のトランペット奏者をしている三男が、このホームレスが作っているバンドに賛助出演しているのは知っていたが、クリスマスの日にも演奏会があったらしい。自分もアルバイトで食いつないでいるのに、支援活動をしているのに感心している。26日に大阪市中央公会堂基金設立記念パーティーがあって、雑誌を販売している男性ら5人の結成している「大阪ホームレスビッグバンド」が約100人の参加者を前に演奏し、心情を歌声に込めて披露したと記事に出ているが、息子も多分そこにいただろう。12月9日に大阪ホームレスビッグバンド(OHBB)の演奏があり、息子もそれに賛助出演しているのだから、自分の仕事が重なっていなければいたはずだ。彼の予定表がhttp://wing.zero.ad.jp/~zbk59687/schedule.htmlに出ている。自分も食えないミュージシャンなのに、よくやるなとも思う。予定表には出ていないが、大晦日には徹夜の演奏をやって一眠りしてから1日の夕方に我々の所に顔を出すだろう。