効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

調光ができる電球型蛍光灯

ナショナルのランプ用カタログを眺めていて、省エネルギーになるとして次第に普及し始めている電球型蛍光灯に、明るさを変化させる調光器を使うことができるものがあることを知って嬉しかった。いつか購入して試してみたい。
今までにも、会議室などに使うような直管式蛍光灯には調光できるものがあった。しかし、調光システムも一体となっていて高価なものだった。これが家庭用の、しかも従来白熱灯用に使われていた調光器が利用できるものが開発されたのだから素晴らしい。部屋は明るければ良いという時代は過ぎて、雰囲気に合わせて明るくしたり少し暗くしたりして、オンオフではない光の使い方をする家庭が増えている。このような光の応用をしようとするといままでなら光より熱になる比率の方が大きい白熱灯でしかこれは可能ではなかった。そのため、蛍光灯から白熱灯を使う比率が高くなっていると家のデザイナーから聞いたこともある。カタログによればこの調光可能な電球型蛍光灯は白熱灯色のものしかないというのは、このような需要に応えようとしているのだろう。
蛍光灯の次にくる世代の高効率照明とされるLEDであれば、調光は蛍光灯に比べれば遙かに簡単になるはずだ。放電現象を使う蛍光灯とは異なって、光を発する半導体への電圧を変えてやれば発光量をコントロールするのは難しくない。しかし、全体のコストはまだ高いし、家庭用に広く使われるにはまだ時間がかかるだろう。
自宅では4つの部屋で白熱灯100ワットが使われている。連れ合いが基本的に蛍光灯の色が嫌いなのと、無段階の調光ができないからだ。ところが殆どの場合100ワットをフルに使うことが殆どだから、我が家の光熱費は平均より高くなっている。この新しい電球型蛍光灯を手に入れてテストしたら、連れ合いがどういう批評をするかも楽しみだ。