効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

地球温暖化とヒンズー教

昨日の英文読売にワシントンポストの記事が転載されていた。地球温暖化によってヒマラヤの雪が少なくなり、ガンジス川の水位が下がって、モンスーンの時期にしか水がない状態になるかも知れないとする。そうなると、ヒンズー教にとって聖なる川であるガンジス川で行われている、死者を送り火葬にする神聖な儀式も実施できなくなるのだそうだ。この川で沐浴して清めをするために大勢集まる信者も、その拠り所を失うことになる。
ただ、水が少なくなる前に、雪解け水による洪水がこの川を襲うかも知れないとも書いている。雪が降らずに雨が降ったりすると、積もっている雪までが溶けてしまい、大量の出水となる可能性は十分ある。
中国も含めてヒマラヤに水源を持つ諸国にとって地球温暖化は大きな環境変化をもたらすが、この記事は宗教にも大きな影響をあたえるということを報じている。
米国の新聞にこの記事が出たということにも意味があるかもしれない。このような記事に関心を持つ人が増えていることの証左だとも言えるからだ。