効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

天然ガス田の開発

最近、インド東岸のベンガル湾で大規模ガス田の開発が相次ぎ本格化しているという報道があった。計画が順調に進めば、インド国内のガス需給改善や電力不足の解消に大きく貢献する見通しだという。
化石燃料である天然ガスも、その埋蔵量には限界があるのは当然である。しかし、天然ガスの開発は、油田の開発に比べると歴史は浅い。当初石油の生産に伴って出てくるガスの利用として始まったのだが、石油は出ないがガスだけ出るガス田も見つかるようになって現在に至っている。まだ大規模なガス田が発見される可能性があるのかもしれない。
石油も天然ガスも、生物の堆積が地熱で変化したものだといわれる。しかし、天然ガスについては、地球の深部で合成されたものだというゴールド理論もあって、全部ではないにしろ少しずつメタンガスを地球が作りだしていることが実証されていると聞いたこともある。石油についても、この深部で作られたメタンを石油に変化させる細菌がいるのだということも聞く。メタンガスを地球自体が製造しているとすると、その有限性があやふやになる。その製造速度より消費の速度を遅くしてやれば無尽蔵ということになるのだから。ガスの場合、それが深部から上昇する道筋に、ガスを通さないドーム場の地質構造があればガス田となる。油田よりもガス田の方が地球上に多く存在すると言えないだろうか。
天然ガスを燃やすと石油よりも炭酸ガスの排出量は少ない。また、天然ガスを液体燃料に変える技術も実用化されている。もっとガス田の開発に力が入れられて大きな埋蔵量を持つガス田が見つかれば、エネルギー供給の面でも地球環境の維持改善にも大きな意味がある。根拠のない願望といわれるかも知れないが、実現してほしいものだ。