効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

今日は東京へ

分別ゴミの燃やせるゴミ収集日にあたり、連れ合いが忙しいので台所に準備してあった袋を数軒離れたこの区域の集め場所に出したのは7時45分。生ゴミが入る日なので、カラスが狙わないように網をかけてあるが、たまにカラスにやられて生ゴミが散乱することがある。その始末もして、網を片づけなくてはならない当番にあたっていたので、バス停まで歩く途中にそれもやっつける。それが8時35分。収集車が遅れて後始末ができないというややこしいことにならなかったので一安心。この地区のゴミは燃やすだけで発電には廻していないが、生ゴミを燃やすのには水分が多いので厄介だ。生ゴミはメタン発酵させてガス化し、それで発電するのが望ましいが、生ゴミだけを収集するのがまた一仕事だろう。生ゴミに紙類、木片や乾電池のようなものを放り込むケースが避けられないからだ。
東京までの新幹線は理想的書斎。いま手がけている翻訳に集中できた。隣に座った女性が連れていた赤ちゃんが、こちらの顔を見たとたんに泣き出したのには弱ってしまったが、怖い顔をしてパソコンを睨んでいたのだろう。
昼から道路関係の検討委員会に出席。道路はその管理主体が幾重にもなっていて、何かをしようとするとその調整が大変らしい。昔は自動車をいかに効率的に走らせるかが課題だったが、今は歩行者も含めた地域のモビリティーの確保をどうするか、地域活性化の一端を担えないかの方向に向かっている
環境の側面から見ると、道路を走る自動車は勿論問題だが、道路自体は大きなヒートシンク(熱を貯め込むもの)だということを認識した管理がもっとなされるべきだと思う。黒いアスファルト舗装は熱を吸収するのでヒートアイランドの元凶になる。といって真っ白な道路は反射がきつくて自動車の運転には支障がくるだろう。安全な色彩で熱を反射する舗装や緑化も技術的には可能になっているが、問題はコストとなるのはどこでも共通する問題だ。このコスト負担を環境問題の視点から見直すことも必要だろう。
エイモリー・ロビンスの書いたものの中に、真っ白だったホテルを新しい持ち主が茶色に塗り替えたとたんに、冷房費用が倍増したというものがある。京都へ彼を案内したときの電車から見た日本家屋の屋根の色がほとんど黒いので、断熱はどうしているのかと聞かれたことを思い出す。伝統的な瓦屋根は下に土が入っていたというと、それなら大丈夫だが、新しいのはどうだと聞く。戦後のモダン屋根は下がすぐ防水シートとベニヤ板だが、最近は下が断熱構造のものが出てきたと説明したが、屋根下の断熱の大切さをあらためて考えさせられたのだった。