効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

今日、映画「不都合な真実」の上映最終日だというので4時半頃に梅田に行ったら、なんと、午後1時過ぎの上映で終了してしまっていた。残念。

昨日チベットの子どもたちが毎日水汲みに使う水瓶を紹介したが、その写真を今日お見せしよう。連れ合いが自宅に持って帰ったのを撮影したもの。これを一人で水源から持ってくるのだが、多分頭に載せて運ぶのだろう。

日本で水道がない生活を考えられないが、世界で見れば安全な飲料水が自由に手に入る国の方が少ないだろう。しかし、いま日本で水道の水をそのまま飲む人を見かけることがなくなっている。時々テニスに出かけるが、喉が渇いて水道の水を飲むのは恐らく私だけではないか。他の人は皆ペットボトル入りのものから飲んでいる。
大都会の水に悪臭がついた時期があったが、いまこの悪臭を出す水を供給しているところはほとんどないだろう。朝口を付けたボトル入りの水を持ち運んで夕方飲んだら、おそらくその水は細菌で一杯の筈だ。味もおそらく水道と変わらないだろう。問題は水道法で義務づけられている塩素殺菌だ。他のオゾン殺菌などの方法も開発されているのだが、水道法がネックになって実施できないと聞いたことがある。

ボトル入りの水を飲むたびにボトルはごみになって、処理にコストとエネルギーがかかる。もっと水道の水をそのまま飲むようになればいいのにと思う。
その一方、水道水を作って送るのに多大のエネルギーを消費していることも念頭に置く必要がある。必要量だけ水が出るような蛇口にもっと工夫すれば、水の節約、ひいては水道浄化圧送の電力の節約ができる。通常は少量だけ出るようにして、必要な時にもう一度押すと全開になるような工夫をすれば、それこそ効エネルギーに通じるはずだ。
いまカリフォルニアでは水関連のエネルギー消費を抑えようと州政府が努力しているそうだが、我々も工夫できるのではないか。