効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

波力発電

神戸港で面白そうな波力発電の実証実験が行われているという記事を見た。これまでの波力発電といえば、荒波が打ち寄せる海に設置されて発電するというものばかりだったが、今回、ベンチャーのウェーブエナジーテクノロジー(東京・港)が神戸市の協力を得てテストしたのは、波の穏やかな神戸港内に設置されており、直径1.4メートルの実証機はアルミ製の円筒が波に合わせて上下に動き、そのエネルギーを発電に使う。電力は送電ケーブルで陸に送る。発電に必要な波の高さは約70センチと、同社では従来実用化に必要とされた高さの半分程度だとしている。この技術は低い波を活用でき、岸に固定する工事費も不要だというから、港内に設置されたブイのような感じだろうか。宇宙衛星の位置情報を使って定点に浮遊するようになっていて、海底に繋ぐ必要はないそうだ。出力がいくらかの数字は記事に掲載されておらず、同社のホームページでも分からなかったが、一基あたり数十キロワットくらいだろうか。それが幾つか海底電線で結ばれている。釣りの浮きの大型のものといった印象で、あまり景観を阻害はしないだろう。いろいろなアイデアがあるものだと感心させられた。