効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

水から水素をつくる

水から水素を造るついては、電気分解でという理解しかなかった。だが、太陽エネルギーを照射することで水が分解されるらしい。神戸大学大阪大学は4月10日、メソ結晶光触媒の合成方法を開発し、この触媒利用により水からの水素生成の光エネルギー変換効率が従来の1%未満をはるかに超える7%に上げることに成功したと発表している。発表では、本研究成果が、高効率な太陽光による水素製造の実現に向けたブレークスルーとなるとのことだ。次世代のエネルギー源として注目されている水素を高効率で造り出すことができるようになる。これが大規模に行う商用化が成功すれば、いわば無尽蔵に水素が入手できる。特に、砂漠地帯のように太陽光が大量に使われるところで製造し、コストの下がってきた太陽光発電からの電力で液化して、あるいは水素化物にして、エネルギーの需要地へ搬送できれば、エネルギーの供給問題は解消できることになる。将来が楽しみだ。