効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

風力発電機の構造

今日の講演を聞くまでもなく、いろいろな方式のものがる。だが世界の大型風力の形式は殆どがプロペラを回すもので、その発電規模も一基100万キロワットに近くなっている。特に最近設置され始めた洋上風力発電は、入手できる最大規模のものを設置しているようだ。それだけにその故障が及ぼす影響は大きい。講演では日本に特に多い雷による損傷を防ぐために大掛かりな試験設備も使われている。台風のような強風が急に吹いても良いように、海外のメーカーも日本向けにいろいろ工夫しているらしい。
以前から知ってはいたが、風車の回し方に、アップウインド方式とダウンウインド方式の興味ある特性を知った。昔からあるのはアップウインド方式で、風車が風をまともみ受けるようになっている。そして、少し上向きに風車の翼が設置されている。欧米のように平坦な所に設置されるものとしては、これがもっとも効率が良いらしい。一方ダウンウインド方式は、風車の向きが風と逆になるように設置され、少し下向きに設置される。この方式は、山地に設置されるのに適しているそうだ。風が下から吹き上げてくる時には、風車がその風を効率よく捉まえるためによく発電出来るのだそうだ。それぞれに向き不向きがあるのだろうが、風車屋さんも苦労しているのだなと思った次第。