効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

回生電力の利用

何度も同じことを書くことになったが、電車のブレーキをモーターで発電させて効かせるときに発生する電力の利用が全国的に実施されるようになっている。福井県は2017年度から再生エネルギーを鉄道の駅や電気自動車(EV)の電源に活用する取り組みを始める。えちぜん鉄道福井市、えち鉄)の永平寺口駅(永平寺町)に太陽光パネルで発電した電気を蓄える設備を設け、照明やEVの電源に活用する。えち鉄ではこの蓄電池に回生電力も蓄電するという。電気は売電せず、駅舎の照明などに消費するが、EVや電動アシスト自転車の充電設備も設けることになっている。県は15年度、えち鉄の勝山駅勝山市)と福大前西福井駅福井市)で、ブレーキ時の電気をEVに活用する実験をした。1日3台分程度の電気がたまることが分かったという結果を踏まえ、太陽光発電を組み込んだ新たな設備を検討することにしたと報じられている。このような事例は、太陽光発電のコストが下がればさらに増加するだろう。回生電力を生み出す電車はあちこちに走っている。太陽光発電と組み合わせることで、鉄道の電力消費を削減する効果は意外に大きいかも知れない。