効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

明治神宮の森

昨日のNHKプログラムで、明治神宮の森がこれまで辿った変化を知った。この森が最初計画的に作られたということは知っていたが、ここまで周到に樹木の変化を組み込んで150年先までを見通して植林をしたことを初めて知った。そして自然が育む生命力と循環する力に驚嘆させられた。自宅の庭に苗木で植えた樫の木が、大きく育っているが、これに毎日立ち寄ってくれる鳥たちの生活を支えているのだろうという感慨もあった。これまでにこの森の変化を定期的に調査しているのだが、世界的にも貴重な記録となるだろう。またこの森を俯瞰した映像を見て、喧噪の大都会の中に、これだけの緑が育っていることをあらためて感心した。これがあることで、東京の夏の気温が上がるのを少しでも緩和してくれているはずだ。樹相の変化の経過を見て、日本の山が植林で形成されていて、それは必ずしもその地域のためにはなっていないことも理解できた。しかし、100年であれほどの大木として成長するのかは驚き以外の何物でもない。人の手が入らないように管理してきた歴史が、我々に教えてくれるものは多い。貴重な遺産となっている。
明日はネットが使いにくいところに行く可能性があるため、日記をアップできないかも知れない。