効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

電力消費効率がこれほど上がるとは

次のような記事を読んで驚いた。「東京メトロは2015年度から営業運転する銀座線の最新車両に新たな省エネ技術を取り入れる。走行時の電力ロスを減らせる特殊なモーターシステムを導入、現在の主力車両に比べ消費電力を約37%減らす。16年度までに銀座線全体の約半分に当たる18編成で採用する。」 10%削減程度なら分かるが、これほど大きな削減ができる技術開発ができたとは驚きだ。「シリコンカーバイド半導体」と呼ばれる特殊な機器をモーターシステムに組み入れることによって実現できたとのこと。15年9月までに営業運転を始め、以降は1カ月に1編成のペースで順次置き換える。銀座線以外の他路線の車両に広げることも検討するというから、それを総合した電力消費の削減量は非常に大きいだろう。東京オリンピックに来る海外からの来訪者に、効率の良い最新車両の導入で日本の省エネ技術をPRするということも書いてあったが、どのようにしてその高効率を周知させるのだろうか。乗り心地のように実感できるものではないのだから。