効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

世界の再生可能エネルギー増加状況

高い信頼を得ているREN-21が今年出した再生可能エネルギーの世界全体から見た状況で、世界の発電量の5分の一以上が再エネからのもので、世界の新規設置発電設備規模の56%以上が再エネ設備だという数字が示されている。このレポートはこの夏に出されたものだが、2013年に於いて、再エネ発電設備容量は全体で8%増加しており、世界の発電量の22%ほどを作りだしているということだ。再エネ発電設置容量は世界全体で2013年に1,560 GWという驚くべきレベルの数字に到達している。2013年末時点で、中国、米国、ブラジル、カナダ、ドイツは、総再エネ設置容量からみて、トップファイブとなっており、水力を除くと、トップスリーは中国、米国、ドイツになっているが、それに続くのがスペイン、イタリーであり、6番目にインドが登場している。数字ベースのものだけでなく、このレポートは、例えばチュ国の再エネの新設容量は、2013年に初めて火力発電と原発の新設量を上回ったし、人口当たりで見ればデンマークの水力以外の再エネ規模が先頭を切っているのがはっきりしている。EUレベルで見ると、再エネは6年連続で新設発電設備規模のトップを占めていて、いま72%を占めているという。しかし、年間GDPとの関係で見れば、ウルグアイモーリシャスコスタリカが、再エネ発電と再エネ燃料に向けた投資額でトップの地位を占める国に仲間入りするようになっている。(ソーラー・エネルギーニュースから引用)
REN21を検索すればホームページが分かるから、そこから無料でレポートをダウンロードできる。但し英語だから、少し待てばISEP(環境エネルギー研究所)から日本語要約版が出るだろう。日本の状況についてはここから詳しい数字が公表されている。