効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

北海道が再エネ目標設定

北海道庁は、太陽光や風力発電などの導入拡大に向けて、再生エネルギーによる発電電力量を2012年度(58億6600万キロワット時)の2.4倍となる140億8900万キロワット時を中長期的な数値目標とする素案をまとめたと報じられている。実現すれば道内の全発電量の約3割に相当するという。風力発電が主体だろうから、系統容量が小さい北海道電力にとっては頭の痛くなる案だろう。それに対応するコストは道庁がいくらかでも出すのだろうか。この2.4倍という目標は期限を設けない中長期的な目標だとしているのも、この課題に対応する時間が必要だからかもしれない。当面は、再生エネルギー導入に向けた行動計画の第2期が終わる20年度ごろまでをめどに、発電量を12年度の1.4倍となる81億1500万キロワット時まで増やすことを目指している。バイオマスや地熱をはじめとする再生エネルギーを暖房などの熱として利用する分野は、20年度ごろまでに12年度の1.6倍の2万133テラ(テラは1兆)ジュールとし、最終的に2万613テラジュールとするとしており、熱の分野にも目標を設定しているのは珍しい。