効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

猪瀬知事の辞職

5000万円を徳州会から受け取ったという報道を見た時から、彼の辞職は時間の問題だと思っていた。それはやむを得ないことではあるし、必然でもあるのだが、同時に若干の心配は、彼が推進してきた電力供給増強対策がどうなるかだ。天然ガス火力を東京湾岸に増設し、小水力発電を入手するなど、普通の知事ではできない発想で動いてきたプロジェクトが頓挫するのではなかろうか。次の知事が既存の保守政党出身者であれば、電力事業者からの政治的圧力に抗しきれず、プロジェクトは無くなってしまうかもしれない。環境対応は彼が知事になる前から先進的な取り組みをしており、その実績も出ているだけに、電力基盤の増強を自治体ベースで行う方向を失うことになるとすれば残念なことだと思う。