効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

太陽光発電用パワーコンディショナー(PCS)

一つの柱上トランスからの配線に複数の太陽光発電設備が設置されると、商用電力の停電が発生した場合、一つだけの接続ならPCSは単独運転を検知して停止するが、多数台連系状態では、他のPCSとの相互干渉で単独運転をしてしまう場合がある。日立アプライアンスが、この問題を防止する多数台連系対応の単独運転防止機能を採用したパワーコンディショナーを製品化した。新製品は多数台連系対応の単独運転防止機能を採用することで、従来製品に求められていた電力会社による事前試験を不要とし、連系協議がよりスムーズに行えるようになった。変換効率も96%に高めており、これまで折角発電した電力を交流に変換するのに損失が発生するという問題も緩和している。これから住宅などの屋根に設置される太陽光発電設備が増えることは時代の要請だから、ニーズに応えた商品だと言える。いままでこのようなものがなかったのが不思議だし、電力会社がこれまでこのようなケースにどのように対応していたかにも興味のあるところだ。