効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ゆっくり使った時間の余得

昨日とは一転して無風快晴。春の真っ盛りという感じの日になった。所要があって奈良市庁舎まででかけたが、電車ではなく往復ともバスを使った。帰りのバスが来るまで少し時間の余裕があったので、陽気にも誘われて市庁舎の前にある小さな公園を散歩した。中核都市になった記念碑、平和都市宣言を刻んだ石碑もある。これまで目的が済めばすぐ退散していたので、このような場所があることも知らなかった。そしてその公園と出入りの道の境目に、日時計が設置してあるのも発見。何も説明がなかったから気付かない人も多いだろう。しばらく日陰が刻む時刻を眺めていたら、のどかな気分が沸いてきた。
その後庁舎前にあるバス停の椅子に座って庁舎を眺めていたのだが、この庁舎のエネルギー効率はどのくらいだろうかと気になってきた。英国の環境省(本当はもっとややこしい名前)が、入居しているNobel Houseという古いビルのエネルギー消費を5秒単位で測定し、それを加算しているのがインターネットのホームページを通じてリアルタイムで分かるようにしている。そして、それにエネルギーコスト、二酸化炭素排出量も計算され、過去の実績がグラフで示されている。奈良市庁でもその気になって測定のためのセンサーを設置すればそれほど難しい話ではない。そうすると、これまでのエネルギー消費の経過や比較もできる。エネルギー消費の測定を奈良県庁でもできとないかと以前にここで書いたこともあるが、本気でやる価値はあるように思う。その英国環境省(Defra)のホームページは
http://www.carbonculture.net/orgs/defra/#ccg_period=hourly&ccg_endtime=2013-04-08T08:00:00.000%2B0900&ccg_etype_graph-widget=elec
このページに、週単位、月単位などのデータが出てくる。冬はガスの消費も出るが、暖房がなくなったのでガスは使っていないようだ。市民に奈良県奈良市も節電を呼びかけているが、自らの実績を示して率先垂範すべきだろう。