効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

沖縄にLNG火力

沖縄にLNG基地が建設されることは知っていたが、LNGを燃料にする大型火力発電所の第1号が完成したようだ。発表によると、吉の浦火力発電所で、1号機(25万1千キロワット)の営業運転を開始した。電力安定供給、環境対策、電源多様化の同時達成を図る電源と位置付けられるコンバインドサイクルだ。LNGは西オーストラリアからの導入だが、単独で輸入契約するのは沖縄電力にリスクが大きすぎるからだろう、大阪ガスから購入する契約となっている。これまで石油火力と石炭火力しかなかった沖縄が持つ環境負荷が低い発電所となり、続いて同規模の2号機も来年に稼動を始める。
沖縄の電力系統をスマートグリッド化して、風力発電太陽光発電を導入することが検討されているが、変動する自然エネルギーを火力発電で補完するのも、出力制御がやりやすいガス火力が導入されたことでやりやすくなる。原発のない沖縄で日本最初のスマートグリッドが具体化するのを期待している。