効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

バイオ燃料

海洋研究開発機構が興味ある発表をしている。太平洋のマリアナ海溝の水深約1万900メートルに生息する小さなエビの体内から、おがくずや紙などを高効率で分解する酵素を発見したという。この発見は世界的な実用的バイオマス燃料の開発に結びつくかもしれない。これも海底1万メートルというところから小さなエビを捕まえて海上にまで運ぶのに成功するという技術的な裏付けがあっての話だと感じた。この酵素は木質系のセルロース素材を糖分に、しかも常温常圧で変えてくれる。セルロースを糖分に分解する技術はあったが、高温高圧という条件で、エネルギー収支的にもコスト的にも引き合うものではなかった。木質素材から糖分が安く大量に得られるとなれば、エタノールを合成するのは難しい話ではない。石油代替バイオ燃料を製造できるし、トウモロコシからバイオエタノールをいま作っているように、食料を奪う必要もなくなる。これからこの酵素を大量に作る技術の開発が必要だが、日本も得意とする分野の技術だから、実用化すると期待している。
今日は病院で月一回の定期検診のある日。特に変化はないということで安心はしたが、いつ何が起きるか分からないことには変わりがない。無理はするなということ。しかし、何が無理なのかが問題だ。検診が終わって帰宅中にもの凄い雷雨と強風。車で移動していたから良かったが、病院に向かうときには上天気だったので家の窓が一杯に開いていたので大急ぎで帰宅。だが幸いなことに豪雨は局地的であったようで、室内の大洪水は起こっていなかったのは有り難かった。