昨年11月半ばの退院後始めて東京まで足を伸ばした。毎年欠かさず来ていた燃料電池の展示会へ行くためだ。東京ビッグサイトで開催されている。仕事を一緒にしている英国の分散型エネルギーに関するリサーチを行っているDelta Energy & Environment社のリサーチャーが来たので、多少無理をしてお付き合いした面もあるが、昨日一泊しての今日、かなり歩き回り、基調講演も聴いて、体調に大きな変化はないので、少し安心はしている。この後夕方からレセプションがあるのにも少し参加したので、今日はじっと座っている時間がいつもより極めて少なかった。
燃料電池の展示コーナーは昨年よりも小さくなっているように思えたが、燃料電池も重要な役割を果たすスマートグリッドの展示スペースが大きくなっていた。燃料電池については、SOFC（固体電解質燃料電池）の業務用、あるいは変電所、発電所に設置する電力事業用の開発が具体的に見えるようになったなというのが一番大きな印象だ。燃料電池自動車も、水素供給も含めた全体システムがおぼろげながら見えてきたようだが、コストの問題をクリアーするのはなかなか時間がかかるように思える。
明日は午前中にスマートグリッドの基調講演を聴き、その後、スマートグリッドの展示場をちょっと覗いて帰ることにしよう。
