効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

1月29日のブログへのコメント

メガソーラーを巡って、自然破壊につながると書いたことにコメントを2ついただいた。一つは同感、もう一つは、農地そのものが自然破壊でできたものだし、耕作放棄した時点で農地の崩壊は始まっているのだから、太陽電池パネルの設置は自然循環の破壊ではないという趣旨のもの。確かに、農地は人間が営々と築いてきたもので、自然を利用しながら変えてきたもの。近代に入ってから始まった化学肥料の大量投入が自然循環を阻害してきたことは確かだ。広々として田んぼを見て、自然が豊だというのは田んぼが人工のものだと感じていないからだろう。だが、耕作放棄は太陽エネルギーを吸収して元の自然に戻ろうとする力にゆだねることだと思う。耕作放棄が拡がっているのは、現在の、特に日本での社会情勢では避けられないことだが、この課題を乗り越えようとする動きも始まっている。長期的にはまた農地に戻せるようにしておく必要があるのではないか。太陽電池パネルを取っ払えば、自然の回復力は強いから元に戻ると言えるかも知れないが、何か取り戻せない一歩を踏み出したのではないかと感じる。何かしら違和感を覚えているというのが29日のブログを書いた趣旨だ。2つのコメントは、それぞれに考えさせられ有り難かった。