効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

散水

今日も飛びきり暑かった一日。しかし、昨日に続いてテニスコートへ出かけました。昨日は自転車で行ったのですが、帰りの坂道を強い日差しの中を、テニスで疲れた足で上るのが辛かったので、今日は車で行きました。歩いて行くには遠いし、この暑さでは熱中症になる心配も無いではなかったからです。ただし、車のクーラーはかけませんでした。
暑さのせいか、これまでの休日ほどの人数は集まっていませんでしたので、今日も2セットの試合ができました。結構接戦をしたので、大汗をかいて、途中で水道の水を頭から流したりして体調に気を使ったりしました。
途中でコートに水まきをしました。コートの調子を整えるのに必要なことなのですが、その時に、これだけの水を撒くのはもったいないね、という話しがでたのにびっくりしました。奈良では既に梅雨明け宣言が出ていて、報道によると水が不足する可能性があるとされていますので、それがきっかけとなったものでしょう。しかし、いままで30年以上もこのコートを使っていて初めて聞いてことでした。水の大切さに対する意識がそこまで来ているのかという印象を深くしました。
陽が当たって暑くなっているコンクリート部分に水を撒くと、本当に涼しくなります。表面部分は数度温度が下がるでしょう。コート部分も、そのあたりから来る風の温度が下がっているような気がします。プレーしている人のほとんどがシニアですので、勿体ないとはいえ十分な水を撒くことが、コートの調子だけでなく、人間の体調維持にも必要だなと思いました。
コートで進行する試合を見ているときに、一羽のアゲハチョウが飛来しました。水で濡れている石畳部分に舞い降りて、細い糸のような口を伸ばして水を飲みはじめたのです。人の動きがあると、さっと逃げるのですが、しばらくするとまた舞い戻って湿っている部分に止まってじっとしています。水が溜まっているようには見えないのですが、蜜を吸うようにして湿り気の水を飲む蝶を見ていると、水の有り難さを具体的に教えて貰ったような気がしました。それを見ていた女性が、花の蜜も僅かしかないのを蜂や蝶が飲むのだから、あれだけの水分でも吸い取れるのでしょうねと言いました。細い口をあちこちに伸ばしていましたから、苦心はしていたようです。
家に帰ってテレビを見ていると、大阪市水道局が細かい水の粒を霧のように吹き出すミスト装置の貸し出しを始め、大阪城の入り口に設置されたとのニュースが流れていました。サーモグラフィーで見るとかなり涼しくなっているようです。前にここで紹介したことのある大丸百貨店の心斎橋店でも始めているでしょう。心斎橋筋を通るときに涼しさを再度確認しましょう。霧の吹き出し口が詰まりやすいとも聞きましたが、解決策は既に考えられているでしょう。