効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

剪定枝

多少寒くはあったが、快晴だったので猫の額の庭にある樹木の剪定をした。高いハシゴに登るのは危険なので、昔DIYで購入した延長できるつみ取り器を使用した。伸び縮みできる棒の端にはさみがついていて、手元のハンドルを握ると結構良く挟みきってくれる。上ばかり見ていたので2時間ほどすると首がいたくなったのでやめた。落とした枝葉をゴミ処理上へ持って行くには10センチ程度に切り刻んで袋に入れなくてはならない。それほど枝を落としたつもりはなかったのに、結構な量となっていて、はさみで全部を刻むことはできなかった。
ご近所も次々と植木屋さんが入って綺麗にしている。この剪定枝は植木屋の場合切らずにそのまま車に積んで焼却場へ持って行くのだが、水分が多いからきわめて効率の悪い燃え方をするはずだ。剪定枝のようなものだけでもかなりの量になるのだから、これをもしエタノールのような液体燃料にする技術が実用的になれば、一応カーボンニュートラルな燃料として貴重なものとなるだろう。ただ、樹木からの燃料を売ると儲かるようになると注意しておく必要がある。大規模に樹木を伐採してでも燃料に回そうとする輩が出てくるからだ。そのようなことになると必ず自然の破壊がいつの間にか進んでしまう。いま食糧になるトウモロコシなどをエタノールにすることによって、他の食糧作物の作付けが減って問題になっているし、東南アジアでは、パームオイルが燃料になって儲かるということになったために、熱帯雨林を切り倒してパーム農場に変える動きが顕著だそうだ。これでは炭酸ガスの吸収を行う能力が大きく阻害されることになり、おそらく炭酸ガス排出増という結果になるだろう。
カーボンニュートラルな燃料については、自然を破壊しない程度に製造するという規制がかけられなければならないだろうと思う。