効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

シャープが白色LEDのモジュールを発売

昨日26日、シャープが照明用の白色LED、電球色LED、演色性の高いLEDのモジュール(LED素子を幾つか集合させて所定の明るさや広がりを得られようにしたもの)の商品化を発表した。いままで同社は、携帯電話などのバックライト用にLEDを製造していたが、発表によれば業界トップのエネルギー効率を示す白色LEDを開発し、7月から発売するとのこと。モジュールのサンプル価格は3,000円ということだから、これを組み込んだ一般照明やダウンライトもそれほど禁止的な価格にはならないような気がする。販売目標は月に3万個と設定している。
発表によると、商業施設によく使われている20ワットのハロゲンランプと同じ照度だということだが、3.6ワットで280ルーメン(78ルーメン/ワット)だから、消費電力はハロゲンランプの約5分の一。効エネルギーの見本みたいなものだ。(蛍光灯は確か62ルーメン/ワットくらい)。このワットあたりの明るさの数字は確かに商品化されたものとしては高いと思う。LEDの寿命はきわめて長いから、後はどれほど値段が下がるかによって普及は左右されるだろう。これを使った商業施設向け照明が普及すれば量産効果でモジュールの値段も下がり、家庭用の照明器具にも使われるようになることを期待したい。蛍光灯と違って、明るさをコントロールしやすいという特性もあるから、家庭でも一点豪華主義的使われ方もされるのではなかろうか。どのような照明器具がこのモジュールをどのように使うかが楽しみである。
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/070626-a.html でプレスレリースが読める。