効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

口永良部島の噴火

今朝の10時前に、鹿児島県の口永良部島火砕流を伴う大きな噴火が起きた。気象庁は5段階の噴火警戒レベルを最も高いレベル5に引き上げ、地元の屋久島町は住民の全島避難を指示したため、住民が島の外に逃れなくてはならなくなっているが、その手段方法にいろいろな難しさがあるようだ。住民の数は150人ほどと小さいが、全員避難ともなれば、大きな収容能力のある船が必要だし、避難先の住居の手配もしなくてはなるまい。ペットの犬を連れてヘリコプターで救出されたお年寄りもあったのをテレビで見たが、これも許されるだろう。今回の噴火は最近の日本列島で起きている地殻変動如実に示しているような気がする。噴火するかしないかの予報技術は確立していないため、御嶽山、箱根などに続くこの噴火が、もっと大きな桜島などで起きないとは誰も言えないだろう。富士山も休火山なのだから、いつ牙をむくかもしれない。その時にとるべき安全対策はどのようなものか。現在の日本でこれがベストだと言えるものはなく、おそらく対症療法しかない。そして、これらが日本の太平洋岸にある地震帯の大鳴動の前兆ではないと言える専門家もいないだろう。いま日本列島は危機的状況一歩手前なのかも知れない。原発の安全性どころの話では無いかもしれない。