効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

洋上風力発電のコストダウン

ロンドンからの情報によると、世界の洋上風力発電開発事業者の中の上位9社が、資金640万ポンドをとりまとめてスコットランド政府のコストダウンプロジェクトに参画するということだ。同政府は150万ポンドを拠出している。昨日も書いたように洋上風力発電の設備コストはまだ高いが、このプロジェクトは2020年までに原発の発電コストを下回るところまで持って行く技術開発を行うというもの。現在のプロジェクトは2008年に開始されているものをさらに拡充する。具体的には発電設備本体だけでなく、タワーを建てる基礎や海底電線関連の技術開発も含まれている。これまでの開発で、どこに的を絞った開発をすると良いかが浮かび上がっているので、投資効率は上がるという。この動きは、コストダウンが具体的に進まなければ補助を打ち切るという方針を英国政府が出したのに対応するためらしい。北海という広大な実験場を近くに持つ英国ならではのものかもしれない。