効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■ニュージーランドの畜産と地球温暖化

ニュージーランドの主要な産業は畜産であり、飼育されている牛の数は多い。それも広い牧草地に放牧されていることが多く、牛は肉牛向けが主になっている。ところが、これがニュージーランドが示している地球温暖化ガスの削減目標から見て大きな問題になっているらしい。

牛は反芻動物で、食べたものを胃に何回も戻して腸で吸収しやすくする。その過程で発行が進み、メタンガスが出来るのだが、牛が食べたものを反芻する度に、そのメタンガスが口から吐き出される。昔、天然ガスパイプラインの漏洩検査を飛行機から行っているときに、漏洩があると検知された場所に行っても、パイプラインからの漏洩は見つからず、その辺りには放牧された牛が群れていたということがあった。それと同様に、放牧の規模が大きくなる毎に、牛の群から排出されるメタンガスの量が多くなる。メタンガスは炭酸ガスの20倍ほども地球温暖化効果があるために、ニュージーランドが国策として畜産振興を計るほど、国全体からの温暖化ガスの排出が多くなるというジレンマに陥っている。

ゲップをしない牛を見つけることは不可能だし、牛の飼育頭数に制限を加えれば、国の産業を縮小されることになる。このジレンマをどのように解決するか、いま大きな課題になっているらしい。食肉として輸出される量も多いことから、もし飼育数に制限をすると、輸出先の食糧事情にも影響を与える。いま同国はこれへの対応に頭を悩ましている。

飛躍した発想だが、牧草地に太陽光発電パネルを置き、何らかの形で大気中のメタンを吸収できる装置ができれば、多少は問題解決に貢献できるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

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