効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■副生水素を用いた純水素型燃料電池の実証

トクヤマパナソニックは、トクヤマの徳山製造所(山口県周南市)で苛性ソーダの製造工程で副次的に発生する副生水素を用いた純水素型燃料電池の実証を開始した。実証期間は、2023年3月までを予定している。

当面は副生水素を燃料にするが、これは将来グリーン水素が行き渡るようになる時期に備えたものだろう。水素であることに変わりはないのだから。700ワット出力のPEFCを6基組み合わせている。家庭用燃料電池エネファームが700ワットだから、これをうまく使って新たな開発投資をしなくても済んだのだろう。エネファームの場合、天然ガスから水素を作る装置がついているから、それを駆動する電力が損失になるが、今回のものは発電された電力をそのまま供給できる。しかも、6基のユニットの稼働を制御すれば、全体の出力を大きく変えることが出来る。純水素型燃料電池の6台連携制御の実証は、国内で初めてのようだ。仮に1台が故障したとしても残りの5台は継続して稼働させることができるため、順番にメンテナンスを行えばシステムとして電力の連続供給も可能となるなど、連携制御により運用の柔軟性向上が期待されている。

仮に1台が故障したとしても残りの5台は継続して稼働させることができるため、順番にメンテナンスを行えばシステムとして電力の連続供給も可能となるなど、連携制御により運用の柔軟性向上が期待されている。

実証機で発電した電力は製造所内の事務室で使用し、発電する際に生成する熱も温水にして回収し有効に利用するようだ。工場だから従業遺尿の大きな風呂があるはずだから、熱の利用は十分出来る。近い将来には水の電気分解による水素製造規模も大きくなるだろうから、それに備えたとも言える。

 

 

 

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