効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■太陽光で「発電する道路」

2014年(11月24日)に書いたのだが、「オランダは多くの人が自転車を利用することで知られている。だから自転車専用道路も四通八達している。いま、アムステルダム郊外にある自転車道路に太陽光発電設備を埋め込む事業が進行中だという。完成してもう使われ始めているはず。SolaRoadと呼ばれ、結晶シリコンのセルを使ったもので、70メートルの長さ。」この太陽光発電は予想以上の実績を出していると知り、日本でもできないかと思ったが、日本にその柔軟性はなかった。

それがやっと動き始めたようだ。東亜道路工業は2021年8月20日、東京都港区の本社ビルのエントランスに、太陽光発電舗装システムを試験導入したと発表した。フランスのColas社が開発したシステムで、東亜道路工業ではColas社および日本法人であるコラス・ジャパンと技術協力を行い、日本国内において太陽光発電舗装システムの普及を目指すという。

Colas社の太陽光発電舗装システム「Wattway」は、同社とフランスの国立太陽エネルギー技術研究所(CEA-INES)が共同開発したシステム。路面式の太陽光パネルであり、パネルの外形寸法は1257×690mm、厚さ6mm、質量5.5kg、最大出力は125Wとなっている。発電パネルの表面にはすべり止めが施されており、車道と歩道の両方に利用できる。フランス国内では、大型車による実証実験で耐久性が確認されているというシステムの用途としては、LED照明や監視カメラの電源などに向けた独立電源としての使い方の他、駐車場などに敷設し系統電源との連係を行うといった中・大規模での活用など、さまざまな方法が可能だという。

この方式のコストがそれほど大きくなければ、全国の高速道路や駐車場に採用できるはずだ。取り付ける場所がなくなってきたと言われる太陽光発電だが、道路の利用が可能となれば、発電規模を拡大する規模は無限にあるとも言えるだろう。

 

 

 

 

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