効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■森林政策推進人材の育成

奈良県フォレスターアカデミーが開講・入学式が6日開催されたと報じられている。森林環境を管理する人材を育てようと県が開設したものだ。このような学校は日本全体では幾つかあるのだろうと思ったのだが、日本最初のものだと知って少なからず驚かされた。ただ兵庫県宍粟市には2年制の専修学校である県立森林大学がある。こことの違いはどこになるのだろうか。

アカデミーは、森林組合林業事業体などの幹部候補生となる人材を養成する2年生のフォレスター学科と、現場作業の責任者を育成する1年制の森林作業員学科でできている。新入生は10代から70代までと幅広い。森林を多く持つ奈良県の独自性のあるプロジェクトのようだ。

この人達が卒業した後も林業を職として生きていけるような制度設計も必要だろう。いずれ家族も増えるだろうから、この人達が働く山の近くに、学校も病院も備わった市町村も構築しなければ、長く地元に定着して生活することができないからだ。新入生第行が述べた、「数年後、森林と人との恒久的な共生に貢献できる人材になれるよう研鑽する。」という決意と意欲を喪失させることがあってはならない。奈良県としても林業が成長産業となるような工夫を継続するということだろうが、できるだけ多くの人の生活を支える産業に育てなければ、このアカデミーの存在意義は小さくなってしまう。息の長い取り組みをしてほしいものだ。

 

 

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