効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■船舶向けアンモニア燃料供給の事業化

住友商事は3月10日、デンマークの海運会社A.P. Moller - Maersk、海運業界の脱炭素化を促進するための研究機関「マースクゼロカーボンシッピング研究所」など6者とともに、シンガポールにおいて船舶向けにカーボンフリーのアンモニア燃料を供給する事業の実施に向けた共同検討を開始すると発表したということだ。

世界最大の船舶燃料供給拠点であるシンガポール港において、世界に先駆けShip to Ship(STS)方式での船舶向けグリーンアンモニア燃料供給の事業化に向けた検討を進める。グリーンアンモニアは、再生可能エネルギーを利用して窒素と水素から製造されたカーボンフリーのアンモニアをいう。Ship To Ship方式(STS方式)は、岸壁・桟橋に係留中または錨泊中の船舶にバンカリング船(燃料を供給する船舶)が横付けして燃料を供給する方法を指す。

この場合、鍵となるのがどのようにグリーン水素の製造コストを下げるかだと思われるが、今日の海外情報によると、イスラエルで、コストを大きく下げることが出来る技術が実証段階に入ったということだ。大きく下げるというのがどの位かということだが、60~80%のコストダウンだと報じられている。2030年迄に水素1kgあたり1ドルを切るコストにできそうだというものだ。

これをカーボンプライシングと組み合わせれば、水素やアンモニアを燃料にして実用的に使用する時代が意外に早く来るのではないだろうか。温暖化対応への危機感が、カーボンフリーの燃料の実用化を促進させていることを実感している。

 

 

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