効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■米国、ミヤンマーに制裁

米政府は11日、ミャンマー国軍のクーデターに関わったとして10個人と3企業を制裁対象に指定したと発表した。ミン・アウン・フライン国軍総司令官や国軍出身のミン・スエ副大統領が含まれる。安全保障に関わる物資の輸出も制限した。軍政回帰を阻止するため国軍への圧力を強めた。このクーデターが最終的に何を目的としているのかがよく分からないが、民主主義に基づいて軍政を進めるという矛盾した政策の表明もしている。

ミヤンマーはアジア太平洋地域の要衝にあり、中国も経済関係を深めようとしている。中国に接し、太平洋に面しても居るから、石油パイプラインを敷設する計画もあるし、港湾施設の建設と運営も中国が担おうとしている。だから今回の米国の制裁は、中国にとって軍事政権への支援をする絶好の口実が生まれたことになる。今日の報道記事では中国がどう反応しているかは出ていないが、米国と中国の対立の接点になる可能性が高い。

インドは中国との経済関係を深めるのに極めて慎重で、中国からの安価な太陽光発電パネルの輸入も厳しい制約を課している。自国経済が中国の支配下に入るのを怖れていると言っても良い。インドがミヤンマーのクーデターへどのように反応するかも今後注意してみる必要がある。

日本企業も多数進出しているだけに、日本政府としても米国の制裁へどのように反応するのか、も、今後のアジア太平洋の政治経済関係に大きな影響をもつはずだ。米国に同調するとしても、どこまでが可能か。注視する必要がある。

 

 

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