効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■エネファームと太陽光発電パネルの抱き合わせ

静岡ガスは7日、静岡県内で三井ホームの新築戸建て住宅を建てる顧客向けに太陽光発電システムを実質的に無料で設置できるサービスを始めると報じられている。ただこれには条件があって、静岡ガスの家庭用燃料電池エネファーム」を設置する顧客を対象にしたもののようだ。エネファームの設置費用から太陽光発電設備の工事費を差し引くということだが、工事費には太陽光発電パネルのコストも入っているのだろうか。設置する太陽光発電設備の出力は4キロワット以上10キロワット未満で、発電した電気は各家庭で利用できる。余った電気は電力会社に売却され、利用開始から10年間は静岡ガスの収入になる

巧妙な販売戦略のように見える。三井ホーム太陽光発電が付いた住宅を販売していて、そこにエネファーム燃料電池700Wを設置すると、パネルのコストを無料にするということだろう。三井ホームの住宅価格にはパネルコストも入っているが、多分卸価格に近いコストで計算されていて、これが静岡ガスのパネル購入価格になるのだろう。エネファームの電力は優先的に使われる設定にしてあれば、ガスは必ず使用される。一般住宅の場合、700Wでも使い切れないことがある。その時には燃料電池の出力を絞ることになり、パネルが発電していれば全量売電になり、静岡ガスの収入になるということだ。

太陽光発電燃料電池は相性が良い。燃料電池の本体であるセルは、水素と空気中の酸素を結合させて水を造るときに発電するのだが、その逆動作をさせると水の電気分解による水素製造となる。太陽光発電からの電力を使って、燃料電池が水素を作る時代がくるかもしれない。その水素は吸着剤を入れたボンベに貯めておいて、必要時に取り出して燃料電池で発電させるのだ。これが家庭レベルで可能になるかも知れない。興味ある時代に入ったようだ。

 

-------------

家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作りアクセサリーのご紹介。

https://minne.com/@plusme

https://www.creema.jp/listing?q=plus+me+accessory&active=pc_listing-form