効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■各世帯の年間CO2排出量

環境省は9月29日、2019年度「家庭部門のCO2排出実態統計調査」の結果(速報値)を取りまとめ公表した。それによると、世帯当たりの年間CO2排出量は2.80 t- CO2で、前年度比3.4%減(2017年度比12.5%減)となったということだ。この調査は、各世帯の世帯構成、住宅の建て方、電気・ガス等のエネルギー消費量や家電製品別の使用状況等、延べ496項目にわたって詳細に調べ、それぞれに関わるCO2の排出量を合算したもの。家庭からのCO2排出量やエネルギー消費量の把握に加え、世帯のCO2排出量やエネルギー消費量とその説明要因や冷房・暖房の設定温度、省エネ行動の実施状況等を一体的に把握することで、家庭におけるCO2の排出実態を精緻に把握している。

電気の使用によるCO2排出量は67.1%となっているが、電気からCO2が排出されているわけではなく、それを発電するときに発生するCO2全体を見て換算したものだ。発電所化石燃料を使っているときにはCO2が排出されるが、再生可能エネルギーで発電した場合にはCO2の排出はない。それを合算してKWhあたりで計算したものとなる。だから、再エネからの電力がこれから大幅に増えて、電気からのCO2は急速に下がっていくと期待したい。太陽光発電システム使用世帯は7%、効率の高い電気ヒートポンプ給湯器エコキュート等は14.8%。建て方別にCO2排出量を比較すると、戸建住宅の世帯では集合住宅の世帯の約1.8倍。電気ヒートポンプ式給湯器(エコキュート等)の使用率は、2017年度からの2年間で1.4ポイント(戸建では2.0 ポイント)上昇し14.8%となった。

太陽光発電システムの使用している世帯の割合は、戸建住宅で12.7%、集合住宅で0.0%、全体では7.0%となった。二重サッシまたは複層ガラスがすべての窓にある世帯は24%、一部の窓にある世帯は16%となっている。LED照明を使用している世帯(他照明との併用を含む)は65%。LED照明のみ使用している世帯では、LED照明と他の照明を併用している世帯に比べ、エネルギー消費量が少ない。

これらの数字が今後10年でどの程度変化するか、エネルギー政策次第だろう。

 

 

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