効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■米国、イランの司令官を爆殺

 米国の爆撃機がイランを攻撃し、同国防衛軍の司令官を爆殺した。それが石油市場の政情に対する不安から原油価格が5%も上昇したと報じられている。それは市場の反応としては当然のことだろうが、世界の株式市場は必ずしもそうではなさそうで、不安定にはなっているが、急落はしていない。ここまでは、理解できるのだが、これについて、トランプ大統領が誇らしげに“自分の指令で彼を殺させた”と言ったということは、国の対立が殺し合いになるのは当然とはいえ、ここまで選挙を有利にする姿勢を出すのには怒りすら覚える。

 昔カーター大統領が中東戦争時に厳しい対応をしなかったことを批判されて、二期目の選挙に当選できなかったことが、トランプにこのような行動をとらせたのだろうが、人を殺しておいて、避けられないことだったと言うのではなく、誇らしげにそれを声明に出すという神経を疑う。

 日本としても、日中問題に加えて、米国と中東の関係悪化による石油供給の不安定化という、国の安全保障に関わる問題を新たに抱えることになっている。イランは中東海域の米国貨物船を攻撃するかも知れないし、同盟国である日本の船舶もその対象になるかもしれない。日本とイランの関係は悪くはないという感じだったが、おそらくイランは手段として有効であれば、日本船を攻撃するだろう。新年早々、面倒なことになったものだ。安倍首相はどちらにつくこともできないだろう。トランプの、自国主義ではなく自分主義が、大きな戦争状態に世界を放り込む可能性があることが心配だ。米国の内部政治の国際化が今後の世界に悪夢を齎さないよう願っている。

 

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