効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■インドのデリーでひどい大気汚染

 インドから入った情報だが、この金曜日にデリーで大気汚染が酷くなり、息ができないほどのレベルになったという。調査によれば、PMと言われる微粒子が急増したためらしい。年々大気汚染がひどくなっているようだが、その大気汚染物質の41%が運輸部門から、18.6%が工場から、発電所からのものは4.9%だという。大気汚染対応部門では、大気中の微粒子を捕捉するタワーを建設しようとしているらしいが、どの程度効果が出るのかはよく分かっていない。

 農業廃棄物と家庭からの汚染物質排出は急激に下がっているが、運輸部門と工場からの排出は年にそれぞれ40%と48%増加しているとする調査結果も出ている。また、インドの石炭火力発電所からの汚染物質排出量は、改善目標を達成できていない。

 この解消に向けた方向として監督局が示しているのは、水素を燃料に使う燃料電池バスの導入だが、その実現には時間がかかりそうなので、水素を加えた圧縮天然ガスを使うバスを手始めとして導入させるということだ。その計画として、間もなく50台の水素添加圧縮天然ガス(HCNG: Hydrogen Enriched Compressed Natural Gas)が走行することになるが、水素が添加されているために汚染物質の排出は大幅に減るらしい。水素添加には、水素を物理的に天然ガスに圧入する設備に代えて、天然ガスを改質して水素比率を大きくする方式が採用されるらしい。この方が圧入よりコストが低いとされている。この12月には改質方式の水素添加装置が建設され、CNGバスの燃料として使用され、半年間データが採取されることになっている。

 改質による水素添加が実際にどのようなものか、調べて見たいと思う。

 

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