効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

リチウム生産を巡る動き

先ほど海外から入ってきた情報によると、アルゼンチンがリチウムの生産を増やす方向に動いているということだ。他の資料でリチウム生産国を調べてみたら、2015年ベースでオーストラリアが最大。それにチリ、ジンバブエ、アルゼンチン、ポルトガル、中国、ブラジル、米国の順で続いている。その原料の産出量で言えば南米とオーストラリアらしい。南米のアンデス山の塩湖でリチウムの原料が採取されるが、この塩湖は1,800kmあり、アルゼンチン、ボリビア、チリにまたがっている。これまで原料としての精製技術を持っていたのはチリらしい。だが、アルゼンチンが、政権が代わったことで海外からの投資を受け入れる方向に向かい、その1つにリチウムの精製事業が入っている。チリは政治的理由から当面原石の生産量を増やせないようだ。そして、電気自動車に向けてリチウムの生産量を増やしたい中国がアルゼンチンに投資を始めたようだ。これからアルゼンチンで権益の取り合いが始まるらしい。日本がこのような動きに対してどのように対応しようとしているかについて、この報道情報には書かれていない。単に輸入国として動くのか、中国のように事業を手に入れようとするのか。