効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

*近鉄大和西大寺駅の線路

今日の英字新聞に近鉄大和西大寺駅の複雑な交叉をする線路の写真が大きく載った記事があり、何だろうと思って読んでみた。この駅は奈良と大阪、京都と奈良、あるいは、京都から橿原方面、時には大阪から天理方面に向かう路線が同じ平面で交叉しているし、近くに車庫もあることから、電車の向かう方向によって切り替えるポイントの数が多く、複雑な交叉をしている。これが鉄道愛好家の間で人気になり、遠方からも写真を撮りに来るマニアも多いという説明だった。また、同じプラットホームで1~2分の間に乗り換えする時刻表になっていることもあり(普通列車と特急列車)、一つの電車が少し遅れると、その電車から乗り換える乗客のために、定時に到着している電車を長く停車させて乗り換えができるように調整している。自分もよく利用するからよく分かるが、見事な操作だなと思っていた。

新聞の内容によると、この路線切り替えのポイント操作をコンピュータにやらせることは無理だそうで、全て駅の操車担当者の手作業だという。おそらくコンピュータの助けも借りているだろうが、安全確認がうまく行かないと、行き先の方向が違う列車が衝突する可能性も考えられるから、人間の判断でポイントや信号の操作が行われているという。この電車の路線を、線路をまたいでいる駅舎から見ることもできるようになっていて、短時間の間にすれ違う列車の動きは見事なものだ。それもあって、ここにある踏切は開かずの踏切になっているが、その解消のために間もなく駅舎全体が改良されることになっているから、この複雑さも解消されるだろう。

次に西大寺駅を利用する時には改めてこの神業を細かく眺めることにしよう。