効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

*南アフリカ共和国がIEAに参画

IEA(International Energy Agency)は南アフリカ共和国がメンバーとして参画したと発表している。アフリカの電力需要の半分ほどを消費する南アフリカがIEAに入ると言うことは、世界のエネルギー環境を形成するにも大きな要素となるはずだ。これによってIEAメンバーが世界の電力消費の75%を占めることになったようだ。

南アフリカでは、電力供給網へアクセスできる比率が2017年には人口の84%に達しているが、これはアフリカ諸国の中では飛び抜けて大きい数字だ。サブサハラ・アフリカではこの比率が40%に過ぎず、電気調理器を使えるのは16%だという。

ただ電気を使えるようになる人達の比率はこのところ急速に伸びていて、電気を使えない人口が10億を切ったとIEAは述べている。これには、再生可能エネルギーの普及によって、送電網に依存しなくても電力を使えるようになったことが大きく貢献しているだろう。今後、開発途上国にも再生可能エネルギーと蓄電装置を使ったマイクログリッドも拡大していくことは確かだ。資金的な支援も重要で、その意味でも南アフリカのIEA参加は重要だと言える。