効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

燃料電池で走る船

国土交通省海事局は15日、水素を燃料とする燃料電池船の安全ガイドライン策定に向け、日本小型船舶検査機構(JCI)の船舶検査を経て、小型船舶での燃料電池の実船試験を3月21日から開始すると発表した。2015年6月16日に、この日記で同様の燃料電池船について描いているが、その時には戸田建設ヤマハ発動機岩谷産業、フラットフィールドの名前が出ていた。今回は、請負事業者として選定された(国研)海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所が主体となり、ヤンマーが燃料電池システムの開発者、渦潮電気が搭載する蓄電池の開発者となっている。ヤンマーが燃料電池を開発しているとは知らなかった。多分高圧水素を燃料として使うのだろう。水素社会実現に向け、燃料電池船の安全ガイドライン策定事業に昨年度から3年計画で取り組んでいるという。どうも東京オリンピックで使うことを想定しているらしい。船舶用動力の燃料にはディーゼル油が主流だから、燃料電池を使い、水素を燃料とすれば、CO2の排出量はゼロになる。そして、水素を港周辺で太陽光発電による水電解で得るとすれば理想的なものとなる。耐久性とコストが大きな課題ではあろうが。