効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

平城宮跡と鉄道

近鉄の路線が平城宮跡の真ん中を走っている。昔は何の建物もない平地だったから特に問題となることはなかったが、正門とか大極殿が再建された今、平城宮跡を分断した形になっている。奈良県はこれを観光振興上の問題として、近鉄の路線を南に移転する計画を発表している。電車の乗客からすれば、電車の両側に史跡があって、良い観光手段になっている可能性もあるが、近鉄も移転の方向に向かっているようだ。だが、移転先と想定されているところは既に開発が進んでいて、地上を走らせるのは難しいかも知れない。近鉄奈良線は、奈良駅近くから地下に入るが、今回検討される新路線もトンネルになる可能性が高い。また、新路線建設に伴って、新たな史跡が発見される可能性もある。近鉄にとっては難題となるかもしれない。奈良県がどれほどのコスト負担をするかもまだ分からないが、かなり長期のプロジェクトになるのは確実だろう。