効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

リアルタイム画像

東京電力パワーグリッド(PG)とヤフーは4日、箱根山大涌谷付近の映像を24時間ライブ配信する実証試験を開始したと発表した。大涌谷火口から2.2キロメートル離れた東電PGが所有する送電用鉄塔にライブカメラを設置し、映像をポータルサイト「Yahoo! JAPAN」の天気・災害サービスで配信するということだ。箱根山が噴火した場合、「Yahoo! JAPAN」トップページやニュースなどでも配信し、地域住民や観光客へ避難を呼び掛けていく。この実証を東京電力の傘下の事業者が主体となって行うということは、少し奇妙な感じがしたが、現在の技術から見れば、他の火山でも映像を流すことは可能だから、一種の地域サービスとして推進する事業体が多く出てくるような推進体制があっても良いだろう。昔、市民からの投資をつのって風力発電建設を行うプロジェクトを検討している人たちに、投資した人たちに風車が回っていることをリアルタイムで見ることができるようにできないかと言ったことがある。風力発電の稼働実態を社会に理解して貰う一つの方策だと思ったのだが、それを実現できる技術的な基盤がまだ整っていなかった。動画の配信技術は開発されているから、何を対象にするかを広く考えてみる価値はあるだろう。