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原油価格の低迷
2日ほど前天然ガス価格のことに触れたが、今度は原油価格。産油国がどこも減産するつもりがないために原油価格が低迷を続けており、いつ回復するか目途がたたないようだ。これによって南米の産油国の経済が破綻するかもしれないし、ロシアも同様の可能性がある。原油需要はといえば、中国の経済が停滞していることもあって、世界的に価格を押し上げる力が失われている。日本にとってはエネルギー価格が下がるのは、発電コストを下げることになり、原発再稼働への必然性が少なからずなくなるのかもしれない。米国が原油の輸出を解禁したことも押し下げ圧力がいっそう強くなる。今年から来年のエネルギー価格は低迷し、資源輸出国には大きな痛手となるだろう。