効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

COP21始まる

厳戒態勢の中地球温暖化防止に向けた会合COP21がパリで昨日から始まった。勢揃いした各国首脳を前にしてテロが起きないようにする努力は当然だが、テロのテロたる所以は、人心を恐怖に陥れることだと考えれば、厳戒態勢が少なく、かつ効果の大きい場所が狙われる可能性もある。会議の行方もおそらく紆余曲折があるだろう。米国、中国という地球温暖化ガス排出量がだんとつに多い国が、表面的には積極的な姿勢を示してはいるものの、最終段階でどうなるか、再度先進国の責任を更新国が指弾するという交渉内容が表面化するだろう。ここで合意した内容を、米国の議会が拒否する可能性もあるし、そうなれば、中国も同じような方向に向かうだろう。また、インドなどが主張しているように、先進国が後進国の温暖化ガス排出削減努力を支援するために金銭的、あるいは技術的なバックアップをすることを合意内容に入れようとするに違いない。日本は保有する効率化技術を無償提供することも求められるかも知れない。削減目標を後進国の多くも提出しているが、その目標達成は先進国の支援なしには不可能なものもあるようだ。どういう合意ができるか、その合意が確実に実行されるか、来年になれば少しは明確になるだろうが、いまの段階で予測するのは難しい。